佐賀空港の2016年度の利用者数は、前年度よりも2万8714人多い66万2472人となり、4年連続で過去最多を更新した。昨年4月に発生した熊本地震の影響で上半期は大きく落ち込んだものの下半期に盛り返し、国内外4路線のうち、羽田、成田、ソウルの3路線で過去最高を記録した。増便を中心とした利便性向上や路線の認知度アップなどが数字を押し上げたとみられる。

 路線別にみると、羽田便(1日5往復)は前年度比3540人増の42万9047人で9年連続で過去最高を更新。平均搭乗率は同1・6ポイント減の67・3%だった。7月までは熊本地震の影響で前年度比マイナスだったが、国が観光産業支援で助成する割引旅行商品「九州ふっこう割」もあって持ち直した。

 成田便(1日1往復)は1万3126人増の13万1311人、平均搭乗率は0・7ポイント増の76・8%。昨年3~10月に金・土・日に1往復増便し、「観光客だけでなく、ビジネスや帰省利用などで路線の認知度が上昇した」(県)とみている。今年3月26日からは1日2往復に増便している。

 海外路線は、ソウル便(週3往復)が1万1161人増の5万2572人で搭乗率は9・5ポイント増の80・2%、上海便(週3往復)が412人減の4万8145人で搭乗率は0・4ポイント減の85・5%。ソウル便は熊本地震の影響で昨年4月末から1カ月運休したが、沈静化すると、12月~3月初め限定で週6往復を運航、前年度比プラスに押し上げた。3月27日からは週5往復になり、5月11日からは1日1往復に増やす。

 県空港課は「ソウル、成田便は増便で利便性が向上する。羽田便もビジネス客の要望が強かったプレミアムシート設定の就航が増えるので、新たな客層開拓を進めたい」としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加