オリジナルソング「エンゼルのほほえみ」のメロディーに合わせて創作ダンスを披露した大坪小4年生=伊万里市大坪町

 総合的学習で森永製菓創業者の森永太一郎(1865~1937年)を学んだ伊万里市の大坪小4年生(102人)が15日、学習成果を披露する「ありがとう発表会!」を開いた。6月から半年にわたる学習で、市出身の太一郎の素顔や功績に迫った児童は「伊万里の自慢」と誇らしげに語った。

 同校区にかつて森永の練乳工場があるなど、太一郎と地域との縁は深い。郷土の偉人の生き様から不屈の心や博愛精神を学び取ることを目的に「森永エンゼルクラブ」と称し、多面的な学びを展開した。協力してもらった外部講師10人を招き、学習成果を発表した。

 児童は寸劇仕立てで太一郎の生涯を発表。日本中に「母の日」を広めたり、関東大震災で被災者に大量の菓子を提供するなどの逸話も盛り込み、「人を愛し、思いやりのある人だった」と解説した。授業でオリジナルソングの作詞にも取り組み、完成した「エンゼルのほほえみ」を合唱。それに合わせた創作ダンスも披露した。

 お菓子作りを指導した森永製菓コーポレートコミュニケーション部(東京)の須古邦子さんは「太一郎を伊万里の自慢と言ってくれたことに感謝します。みんなも優しさや熱意を忘れないで」と児童を励ました。同校は来年以降も4年生の総合的学習としてエンゼルクラブを続ける方針。

このエントリーをはてなブックマークに追加