「17年に及ぶ活動を、一度振り返る意味で作品集を作った」と話す「野菊の会」のメンバー。左は講師の小野慧子さん=小城市小城町の桜楽館

毎月、誕生日を迎える一人暮らしのお年寄りに向け、絵手紙をしたためるボランティアの参加者=小城市小城町の桜楽館

 小城市小城町内の高齢者に絵手紙を差し出すボランティア活動を続けている「野菊の会」が、会員らが描いた作品を掲載した図録冊子「19人展」を自費出版した。講師として月2回、ボランティア会員を指導する小野慧子さん(多久市)は「作品集を通して、絵手紙を読む人の気持ちを考える活動があることを知ってほしかった」と話している。

 「野菊の会」は、2000年10月、合併前の小城町社会福祉協議会の主催で、小野さんを招き講座を開いたのが発足のきっかけ。町民ら約30人が参加するなどの好評を受け、同年12月から一人暮らしのお年寄りへ絵手紙を届けるボランティアグループとして活動を始めた。

 冊子には講師の小野さんを含めた19人の会員による絵手紙作品をカラー刷りで掲載。誕生日や暑中見舞い、敬老の日など季節の節目や記念日にちなみ、草花を中心に柔らかいタッチで描かれた絵に筆文字でメッセージが添えられている。

 中には、2年前のラグビーワールドカップで活躍した五郎丸歩選手がゴールを狙う姿を描いて「究極のポーズ、出ました五郎丸」と書き添えて、県出身のスポーツ選手を紹介する作品も載せている。

 掲載作品は、昨年4月に小城市民図書館で開いた作品展の出品作をそのまま収録した。小野さんは「17年に及ぶ活動を振り返る意味で、記録として残しておきたかった」とも話している。

 作品集はA4判58ページ。小城市民図書館「桜城館」や小城保健福祉センター「桜楽館」で閲覧できる。残部わずか。問い合わせは江里口梅代さん、電話0952(72)1571へ。

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