秋の豊作を願い、苗を植える巫女たち。多くのカメラマンが写真に収めた=鹿島市古枝

 五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「お田植え祭」が16日、鹿島市古枝の祐徳稲荷神社(鍋島朝倫宮司)の斎田で行われた。創建以来300年以上続く伝統行事で、菅笠(すけがさ)やかすりの着物をまとった早乙女姿の巫女(みこ)たちが秋の豊作を願い、優雅な「田植え歌」に合わせて苗を植え込んだ。

 11人の巫女は本殿で「お田植えの舞」を奉納し、その後、神社近くにある斎田へ移動。3人が笏(しゃく)拍子や笛で田植え歌を奏でる中、斎田に入っていた8人が丁寧に苗を植えた。約100人のアマチュアカメラマンや見物客が斎田を訪れ、初夏の風物詩を写真や動画に収めていた。

 同神社によると、斎田は約2アールで、9月ごろに100キロの米を収穫する予定。年間70近くある祭典に供えるほか、年末に開かれる新嘗(にいなめ)祭で参拝者に振る舞われる甘酒の原料としても使用する。

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