手話通訳士の香田さん(右)らが個人の特性に合わせて提案を行っていく=佐賀市の県聴覚障害者サポートセンター

 佐賀市の県聴覚障害者サポートセンターが、障害福祉サービスを受けるためのサービス計画の作成を行う指定特定相談支援事業所に指定された。相談支援専門員の資格を取得した手話通訳士らが、聴覚障害者の状態を把握した支援を行う。

 県内の障害者を対象にした指定特定相談支援事業所は70カ所(2017年1月1日現在)ある。しかし、聴覚障害者に専門的に対応できる所はなかった。

 聴覚障害者は、年代や受けてきた教育環境で、情報を受け取る能力が異なる。語彙(ごい)が少なく、筆談だけでは理解できない人も多い。

 手話通訳士で相談支援専門員の香田佳子さんは「筆談で意思疎通できると思っている人が多く、難聴や聴覚障害者への理解はまだまだ不十分」と指摘する。「これからは、介護、福祉施設に入居する際に、聴覚障害者に必要な支援や情報を相手に伝えることもできる」と話す。

 同センターでは、手話通訳士と言語聴覚士の2人が相談支援専門員として、個々の聴覚障害の程度に合わせた配慮や提案をしていく。相談日は毎週水曜、日曜日で予約制。電話0952(40)7700、ファクス0952(40)7705。

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