剣道女子個人準々決勝 白石の庄島(右)が楢本(大分鶴崎)との20分の延長戦を制し3位入賞を決める=岡山市のジップアリーナ岡山

■延長20分間死闘制す

 インターハイ初陣の剣士が冷静沈着に激闘を制し、見事3位を手にした。剣道女子個人で1年生ながら8強に進んだ白石の庄島亜美。準々決勝では延長に入って20分間続いた攻防を制した。準決勝は延長の末に敗れたが、「自分はまだまだ弱い」とさばさばした表情で先を見据えた。

 樽本(大分鶴崎)との準々決勝は、相手がドウを打ち損じた隙を逃さず、メンでけりをつけた。長丁場には強いという庄島。樽本とは初顔合わせだったが事前にビデオチェックで対策を立てており、相手のスピードのあるメンを警戒しつつ集中を切らさなかった。

 準決勝は延長で浅野(青森・東奥義塾)と激しいつばぜり合いを繰り広げた末、引きメンを決められた。庄島は「気持ちが抜けたところを打たれた」と振り返った。

 大会中、3年生の副主将・岩永和が庄島に付き添い、対戦相手の対策や試合に集中できる環境づくりを支えた。団体戦の副将、大将として庄島と信頼を築いてきた岩永は「自分にとっても貴重な経験」と後輩の快挙を喜んだ。

 「今回の結果は先輩のサポートのおかげ」と感謝する庄島に、総体を最後に引退する岩永は「これからは亜美が仲間を支えられる選手になってほしい」と期待を寄せた。優秀選手にも選ばれた15歳は、名実ともに女子・白石の顔となった。

=2016 高校総体 中国総体=

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