産業陶磁器部門最高賞の石川慶蔵さん「有田焼堺包丁 ペティナイフ」

美術工芸品・オブジェ部門最高賞の松永好昭さん「無限」

 有田国際陶磁展(佐賀県・有田町・有田商工会議所主催、佐賀新聞社など後援)の審査が18日、有田町の県立九州陶磁文化館などであった。美術工芸品・オブジェ部門の最高賞(文部科学大臣賞)には福岡県粕屋町の松永好昭さん(70)、産業陶磁器部門の最高賞(経済産業大臣賞)には有田町の石川慶蔵さん(69)が選ばれた。

 松永さんの「無限」は量感のある器形に流れるような線模様が躍動感を見せる。「伸びやかで勢いがある。爽快な作品」と満票で選出された。

 石川さんは同町の佐賀ダンボール商会社長。受賞作の「有田焼堺包丁ペティナイフ」は包丁の柄の部分を落ち着いた絵柄の有田焼で作り「オープンキッチンで見せたい」と評された。伝統工芸同士のコラボレーションで「新たな価値を創出した」ことも評価された。

 美術工芸品・オブジェ部門には昨年と同数の119人から128点、産業陶磁器部門には昨年を14人下回る79人から96点の応募があった。海外からは美術工芸品・オブジェ部門に5人(8点)、産業陶磁器部門に2人(2点)の作品が寄せられた。

 美術工芸品・オブジェ部門の入賞入選作90点は県立九州陶磁文化館で、産業陶磁器部門の全出品作は有田商工会議所で、いずれも29日~5月7日まで展示する。産業陶磁器部門は販売も行う。

 入賞者一覧(敬称略)

 美術工芸品・オブジェ部門

 文部科学大臣賞 松永好昭(福岡県)▽佐賀県知事賞 井上康(同)▽有田町長賞 中村慎(有田町)▽佐賀県陶芸協会賞 中村清吾(同)▽朝日新聞社賞 嶋田敏生(同)▽熊本放送賞 丸田巧(福岡県)▽佐賀県商工会議所連合会賞 浦郷壮(武雄市)▽佐賀新聞社賞 平山清美(長崎県)▽サガテレビ賞 畑石修嗣(伊万里市)▽陶業時報社賞 伴裕子(山口県)▽西日本新聞社賞 六平(武雄市)▽日刊工業新聞社賞 井上康徳(有田町)▽日本経済新聞社賞 山口淀(長崎県)▽読売新聞社賞 澤山大亮(有田町)▽陶都有田国際交流協会賞 マキ・シュモック(カナダ)

 産業陶磁器部門

 経済産業大臣賞 石川慶蔵(有田町)▽佐賀県知事賞 青木昌勝(伊万里市)▽有田町長賞 金子真次(有田町)▽朝日新聞社賞 大串匡秀(伊万里市)▽熊本放送賞 江藤裕次郎(熊本県)▽佐賀県商工会議所連合会賞 副島孝信(嬉野市)▽佐賀新聞社賞 今村堅一(有田町)▽サガテレビ賞 広川隆(山口県)▽陶業時報社賞 西田由香(伊万里市)▽西日本新聞社賞 寺内信二(有田町)▽日刊工業新聞社賞 長野惠之輔(長崎県)▽日本経済新聞社賞 原田吉泰(有田町)▽読売新聞社賞 長山陽一(長崎県)▽有田焼卸団地協同組合賞 中尾純(有田町)▽佐賀県陶磁器卸商業協同組合賞 畑石真嗣(伊万里市)▽佐賀県陶磁器工業協同組合賞 井上康徳(有田町)▽肥前陶磁器商工協同組合賞 徳永隆信(同)▽陶都有田国際交流協会賞 孫賢珍=ソン・ヒョンジン=(韓国)▽技能賞 辻浩喜(有田町)森田文一郎(同)

このエントリーをはてなブックマークに追加