丸田宗一廊さん

■「白磁徳利」と「染付六角杯」 地元の素材で作陶幸せ

 武雄市東川登町にある内田皿屋窯は丸田宗彦さん(56)が窯主です。登り窯と穴窯があり、主に古唐津の作品を制作しています。

 長男の宗一廊さん(30)は高校卒業後4年間、三重県の陶芸家内田鋼一さんに師事し、8年前に帰郷。今は実家の内田皿屋窯で宗彦さんとともに作陶しています。

 当初は陶器の作品を制作していましたが、古伊万里にひかれ、現在はそば猪口(ちょこ)やフリーカップ、皿、ぐいのみなど磁器の作品を制作しています。作品の焼成は登り窯と穴窯でまきをたいて行い、登り窯は約36時間、穴窯は3日から4日間の焼成をしています。

 「武雄の陶工たちは地元の素材を使って磁器も制作していたはずだと考え、父と一緒に陶石と釉薬(ゆうやく)を探し歩き、見つけることができました。武雄の素材で作陶でき、幸せです」と宗一廊さん。

 写真の作品は穴窯で焼成した「白磁徳利」と登り窯で焼成した「染付六角杯」です。淡い呉須(ごす)が施され、磁器とは思えない柔らかい作品に仕上がっています。電話0954(23)3792。(地域リポーター・二宮幸枝=江北町)

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