小城市議会の一般質問は12日から4日間あり、議員17人が国道34号の水害防止策やイノシシ被害対策、職員採用の自己推薦枠などについて質問した。(山内克也)

 【国道34号の水害防止策】牛津町砥川地区の国道34号交差点の冠水(内水氾濫(はんらん))による通行止め回数などについて質問があった。「冠水による交通規制は過去10年間で4回あり、2012年7月の大雨では最大15時間にわたり全面通行止めがあった」と西村徳義建設課長が述べ、冠水する日雨量の目安は約200ミリと説明。「冠水する交差点は、合流する二つの川の水かさが、ポンプによる排水を上回っている」との江里口秀次市長の答弁に対し、議員は「国道34号は県の基幹道路であり、内水氾濫分析を市独自に調査し、県や国には理論的な働きかけが必要だ」と要請した。

 【イノシシ被害対策】市内中山間地でのイノシシ被害と対策について議員から質問があり、横田正裕産業部長は「電気牧柵やワイヤメッシュなど農家への補助事業で、以前は約1000万円程度の農作物の損失があったが、13年度は約500万円まで縮小した」と答弁。議員は「農作物の被害縮小の効果はあったが、あぜや(棚田の)石垣損壊などのイノシシの出現による被害はむしろ増加している」と問いただし、捕獲隊の結成を促した。横田部長は「猟友会や農協、地域の協議会と連携して、駆除対策に力を入れたい」との答弁にとどめた。

 【自己推薦枠での職員採用】17年度の市職員採用で初めて自己推薦枠を設け、24人の応募に対しスポーツや文化活動に秀でた3人を新規採用した。初めての試みについて議員から感想を問われた江里口市長は「応募のあったレポートはすべて目を通した。そこで感じたのは、全国クラスで活躍する学生となると、なみなみならぬ努力の痕跡がうかがえた」と意義を強調し、「(採用した3人は)精神的な強さを感じ、学生時代に培った努力は仕事でも生かせる」と答弁した。

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