「適マーク(金)」を受け取る大正屋の山口剛社長室長(右)=嬉野市の嬉野消防署(提供)

 嬉野市の温泉旅館「大正屋」が先月、防火基準に3年連続で適合した宿泊施設にのみ与えられる「適マーク(金)」を取得した。2014年に同制度が「復活」して以来、杵藤地区消防本部管内で「金」の取得は同旅館が初めて。

 適マークは、30人以上を収容する3階以上の宿泊施設などが交付対象。防火設備、防火管理者、消防訓練の実施などを消防に届け出て、立ち入り検査なども含む審査に合格すれば交付される。2年目までは有効期限が1年間の「銀」で、3年継続して取得した場合のみ3年間有効の「金」が交付される。施設のフロントやウェブサイト上に掲載・表示できる。

 マークは03年の消防法改正で、300人以上収容の建物が防火点検を義務づけられたことに伴い廃止されたが、12年の広島・福山市のホテル火災を契機に再度採用された。杵藤地区消防本部によると「まだ申請そのものが少ない」といい、今後の普及が課題だ。

 大正屋の山口剛社長室長は「全国でも『金』を取っている所はまだまだ少ないようだが、お客さんの安心安全はホテルにとって第一の宿命だと思うのでアピールしていきたい」と話した。

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