佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターが、市内のデイサービス事業所の協力を得て取り組む入浴介助のサービス=嬉野市の「椎葉山荘」

嬉野温泉バスセンターの一角にある佐賀嬉野バリアフリーツアーセンターの窓口=嬉野市の嬉野温泉バスセンター

 観光・旅行分野での国内外の優れた取り組みを表彰する第3回ジャパン・ツーリズム・アワードで、バリアフリー観光を推進する嬉野市の任意団体「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」が国内・訪日領域のビジネス部門賞を受賞した。身体障害者のほか、高齢者や外国人にも温泉旅行を楽しんでもらう取り組みの社会性や発展性が評価された。

 アワードは日本観光振興協会、日本旅行業協会、日本政府観光局が共催。今回は持続的な観光への取り組みをテーマに、239件の応募があり、その先駆性、発展性、持続性、社会性を審査した。国内・訪日領域のビジネス部門は、78件の応募の中から19件が部門賞に選ばれた。

 センターは、2007年に発足し、嬉野温泉の旅館や観光施設のバリアフリー情報を旅行者に提供している。外国語による観光・町歩き案内のほか、ヘルパーの介助を受けて入浴できるサービス、各施設へのバリアフリー化に向けたアドバイスも実施。ハード・ソフト両面でバリアー解消に向けた活動を進め、2015年には国土交通大臣表彰を受けた。

 センターの小原健史会長は「障害者や高齢者を含めると、日本の人口の3分の1は大切な顧客になる。ビジネスの側面から取り組みを評価してもらえたことは11年目への弾みになる」と受賞を喜んだ。

 表彰式は21日から東京で開かれる「ツーリズムEXPOジャパン」の開会式で開かれる。大賞には、南三陸ホテル観洋(宮城県南三陸町)の「震災を風化させないための語り部バスによる地域交流活性化への取り組み」が輝いた。

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