さまざまな雲の表情を捉えたパステル画を並べる碇さん=佐賀市唐人のギャラリー久光

 佐賀市出身のパステル画家碇貴代司さん(69)=久留米市在住=の個展が、佐賀市唐人のギャラリー久光で開かれている。絶え間なく変化する雲の表情を捉え、パステルで鮮やかに描いた原画56点を展示している。17日まで。

 沖縄のエメラルドグリーンの海に浮かぶ入道雲、月明かりを受けて輝く筋雲、燃えるような夕焼けの赤に染まるうろこ雲。パステルと聞くと淡い色合いを思い浮かべるが、碇さんの絵は20~30回に分けて指で塗り込み、色に深みを与えている。「人と違う道を探究する中で行き着いた表現」と話す。

 碇さんは佐賀大学特設美術科を卒業後、東京や久留米でデザイナーとして勤務し、1995年に独立。20年以上にわたり、パステル画家として全国で個展を開催している。「雲は常に動く。二度と同じ雲にあうことはないからこそ奥深い」と、雲の魅力を語る。

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