戦時中の空襲や伝染病について話す森田さん=みやき町の中原小

■地域のお年寄り講演

 終戦記念日を前に、みやき町の中原小(平田陽介校長、413人)で5日、地域のお年寄りを講師に招いて平和集会があった。子どもたちは、お年寄りが語る戦時中の空襲体験や戦後の食糧難などに熱心に耳を傾け、平和の尊さを再確認していた。

 5、6年生向けには中原校区老人クラブ連合会会長の森田英徳さん(75)が講演した。当時福岡県筑後市に住んでいたという森田さんは、久留米市や大牟田市への大規模な空襲を「今でも強烈に覚えている」と語り、焼夷(しょうい)弾が夜空を赤く切り裂いて降り注ぐ様子などを伝えた。

 衛生環境が整っていなかったため赤痢が流行し、終戦の2日後に小学4年生だった兄が亡くなったことも紹介。「兄の顔をだんだん忘れてしまうことが悲しかった」と話し、子どもたちに「自ら進んで知識を得て、自分で考えて平和な社会の建設に役立てる人になって」と呼びかけた。

 講演を聞き6年の山崎愛瑠さん(11)は「幼い頃の記憶が残るほど、戦争が恐ろしいものだとわかった。大人になった時に平和な世界にしていきたい」と決意を新たにしていた。

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