伊万里松浦病院の移転計画について伊万里市側に説明と意向調査に訪れた独立行政法人地域医療機能推進機構の宇口比呂志理事(右)=伊万里市役所

 佐賀県伊万里市山代町の伊万里松浦病院(旧社会保険浦之崎病院)の移転問題で、病院を運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(本部・東京)は19日、伊万里市役所を訪れ、市と市議会に対し、隣接する長崎県松浦市への移転協議に入ることを正式に伝えた。

 機構側は宇口比呂志理事らが出席し、塚部芳和市長と多久島繁副議長が応対して非公開で行われた。宇口理事は、今月6日に松浦市側から「公的病院を誘致する計画を核に地域医療を見直す」と申し出があったことを明かした。一方で「松浦市への移転を決定する権限はわれわれになく、長崎県の医療審議会が決めること」と説明、「松浦移転ありき」ではないことを強調した。

 塚部市長は、仮に松浦移転の場合は現在地での診療所機能の存続などを改めて要望した。塚部市長は「機構の決定を見守るしかない。本音のところでは松浦市へ移転というのは分かったが、あとはお互いの協議のタイミングの問題ではないか」との認識を示した。

 機構は松浦市役所を訪れて夜には同市内の医師会会員と面会、20日に長崎県庁や長崎大学病院を訪問する。伊万里市議会は21日に全員協議会を開き、市長が説明する。

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