演奏を交え、琵琶の役割や自身が今なすべきことを語った北原香菜子さん=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

■ブランチ佐賀会例会

 県内に支店などを置く大手企業の支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の例会が19日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。薩摩琵琶奏者の北原香菜子さん(佐賀市)が講師を務め、琵琶の歴史などを紹介し「次世代へ語り継いでいくことが大事」と自身の役割を語った。

 北原さんは軽妙な語りと演奏を交え、時代や担い手とともに変化した琵琶の歴史や役割に触れた。仏教とともに日本に伝わった琵琶は当初、神仏へ捧げるために奏でられた。次第に弔いや雨乞いなどの儀式、武士の士気を高めるために用いられた歴史などを挙げ、現代の琵琶演奏に至って行く経緯を説明。そういう歴史をひもとく中で生まれる曲があることや、先人の思いや声を現在に伝えたいと全国各地で行う鎮魂演奏などの取り組みを語った。

 北原さんは「次世代の奏者を育てるうえでも、琵琶の歴史や役割、先人の知恵といった背景をきちんと理解し、語り継ぐことが大切と感じている」と話した。

 明治維新150年にちなみ、北原さんが創作した、10代佐賀藩主鍋島直正が佐賀に入国した場面を描いた曲などを奏でた。

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