伊能大図の上に乗って、測量当時の地名などを見つめる人たち=鹿島市民体育館

 日本で初めて実測で日本地図を作った伊能忠敬(1745~1818年)の功績を紹介する「伊能大図パネル展」が17日から鹿島市民体育館で開かれている。南北21メートル×東西12メートルの九州地方の地図や、江戸~明治時代の測量器具が展示されている。

 鹿島市は、伊能大図の原寸大複製パネルを所有する千葉県香取市と昨年4月に友好都市協定・災害時相互応援協定を締結。香取市は「伊能忠敬翁没200年記念事業」としてパネルを分割して全国9都市に派遣しており、そのうちの「九州版」が鹿島市で披露された。伊能忠敬は1812年、鹿島市一帯を調査に訪れている。

 参加者たちは、大図の上を歩きながら「昔はこんな形をしていたんだ」などと楽しんだ。虫眼鏡を熱心にのぞき込む人や大きな地図の上で寝転がる子ども、当時の地名や地形を写真に収める人の姿も。鹿島市の青木幸平さん(88)は「よく調べられているなと感心した。本当にすごいと思えた。日本人の誇り」と満足げだった。

 パネル展は18日午後5時まで。18日は当時の測量道具「ワンカラシン」などを使った体験学習を実施する。午前10時からと午後2時からの2回で小学5年生以上の先着24人ずつが参加できる。鹿島市生涯学習課は「鹿島市周辺の地形が変わっていることなどを見ることができる」と来場を呼び掛ける。

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