一斉に飛び上がるドローン。制限の多い人口密集地では難しいが、小学校跡地はドローンの操縦を訓練する場所としての活用も検討されている=伊万里市波多津町

九州ドローン推進協会のメンバーの手ほどきでドローンの操縦を体験する参加者=伊万里市の旧波多津小学校跡地グラウンド

 小型無人機(ドローン)のビジネスや地域活性化への活用・普及を目的に発足した九州ドローン推進協会の設立キックオフイベントが17日、伊万里市内であり、操縦体験や機材展示などを通じて理解を深めた。

 協会は県内外のIT企業やドローン操縦スクールなど7団体が加盟、EWMファクトリー(佐賀市)に事務局を置く。人口密集地の多い都市圏ではドローンの飛行に制限が多く、操縦できる人材育成に潜在的需要は大きく、地方でのビジネス展開を着想した。

 旧波多津小学校跡地であった操縦体験には、市や建設業、農業、学生ら約40人が参加。センサーを搭載して手の動きで操縦できる小型機やカメラを搭載した中型機6台が集まり、協会のメンバーらの指導で操縦を体験した。地元の農業男性(57)は「農薬散布ヘリに比べて操作性はいい。バッテリーやモーターの耐久性の課題をクリアすれば可能性がある」と好感触を得ていた。

 伊万里市は昨年、ドローン活用の先進地を目指して庁内研究チームを立ち上げた。今後、空中撮影によるコンテンツ制作のほか、災害調査、測量、農業などの幅広い分野での利活用を進め、行政や企業と連携して雇用創出をめざす。

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