唐津市消防本部は17日、救急搬送中の男性患者を救急車から降ろす際、ストレッチャーの操作を誤って地面に落とし、けがをさせたと発表した。

 同本部によると、昨年12月5日午後4時半すぎ、脳疾患の疑いがある市内の60代男性を病院に運び込む際、高さ約1メートルのストレッチャーから転落させ、左ひじに打撲を負わせた。

 ストレッチャーは水平に引き出せば、前後の脚が伸びて固定される。引き出す役目の救急隊員が重さで水平を保てず、脚が伸びきらずに傾いたとみている。

 3人で対応していたが、小隊長は医師への意識レベルなどの伝達を優先していた。隊員は「急いで病院に運ばなければいけないと考え、2人でもやれると思った」と話しているという。3人は翌日、消防長から口頭で厳重注意を受けた。男性の容体は現在、安定し、けがの影響はないという。

 折尾命消防長は「命を守るべき消防職員が市民にけがを負わせる、あってはならない事故」と陳謝した。再発防止策として、緊迫した状況でも3人での操作を徹底する。

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