玄海原発の再稼働に同意しないよう知事に求める3万7千人分の署名を副島良彦副知事に提出する工藤逸男さん=佐賀県庁

 九州などの反原発66団体でつくる「佐賀県知事へ玄海原発再稼働に不同意を求める!署名実行委員会」は17日、県庁を訪れ、副島良彦副知事に国内外から寄せられた署名3万7563人分を提出した。「事故が起これば甚大な被害をもたらす玄海原発3、4号機の再稼働に同意しないでほしい」と要請した。

 8団体の代表ら約20人が訪れた。世話人の「戦争と原発のない社会を目指す福岡市民の会」の工藤逸男代表が、原発問題は立地自治体だけでなく県外も当事者だとした上で、「放射能におびえることなく平穏な暮らしを送りたい」と副島副知事に署名を手渡した。

 各団体からは「福島の事故は収束しておらず、後始末は長期になる」「事故がなくても、使用済み核燃料の再処理など解決されてない」といった意見が出された。副島副知事は「県の考えとしては何よりも県民の安全が大切」とし、県内5カ所で開く県民説明会について説明した。

 実行委は会見を開き、「全ての人が再稼働に反対し、原発のない社会づくりを目指すよう呼び掛ける」と声明を発表した。

 署名活動は昨年10月に始め、全国の84団体が協力した。オンライン署名で米国や欧州などからも寄せられた。

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