目印となるオレンジリングをつけて笑顔を見せる神埼清明高校2年生。(後列左から時計回りに)野田彩弓美さん、冨永稀斗さん、山田真瑚さん、永家愛梨さん、角綾子さん、=神埼清明高校

 神埼清明高校2年生5人が認知症サポーター養成講座での講師役(キャラバン・メイト)となるための研修を修了した。高校生が研修を受けるのは県内で初めてで、全国的にも珍しいという。講師役として認知症への理解を深める活動に携わることになる5人は「これから小中学校や老人クラブなど地域の人に向けて講座を開きたい」と意気込んでいる。

 総合学科生活福祉系列に所属する5人が「介護の現場などで生かしたい」と受講した。6時間の研修では認知症の症状や予防、接し方などを学び、「認知症サポーター養成講座」の内容をグループで考えて発表した。冨永稀斗(とみながけいと)さん(16)は「認知症にもいろいろな種類があることに驚いた。接し方も、新たな発見がたくさんあった」と話した。

 10月には、同校1年生を対象に認知症サポーター養成講座を開く。「同世代だと認知症という言葉しか知らない人が多い。症状を理解し、寄り添う接し方を伝えたい」と山田真瑚(やまだまこ)さん(16)。認知症の人への接し方を寸劇にしたり、難しい用語は分かりやすい表現で工夫を加えている。

 県内のキャラバン・メイトは986人で、認知症サポーターは7万4472人。ともに腕につけるオレンジリングが目印になる。角綾子(すみあやこ)さん(16)は「高齢化でこれから認知症の人が増えてくる。次の世代の小中学生に伝えてサポーターを増やし、認知症の人にとって住みやすい地域にしていきたい」とほほ笑んだ。同校は認知症サポーター養成講座を受講する小中学校や地域団体を募集している。問い合わせは神埼清明高校生活福祉系列、電話0952(52)3191。

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