大分空港で回転翼の向きを変える米軍のオスプレイ=6日夕、大分県国東市

 米軍は6日、民間専用の大分空港(大分県国東市)に8月29日にエンジントラブルで緊急着陸した普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイについて、試験飛行に向けた最終検査を始めた。7日も継続する。大分県関係者が明らかにした。

 県などによるとオスプレイは、エンジンテストや滑走路走行などの最終検査後、試験飛行が成功すれば速やかに大分空港を離れる見通し。その後、米軍岩国基地(山口県岩国市)に向かうことを検討しているという。

 6日午後6時すぎ、操縦士が駐機させたままエンジンを始動すると大きな音が響き、機体上部から熱気が吹き出た。その後、回転翼の向きを変えてプロペラを動かした。

 6日は朝から米軍作業員9人が、両翼のエンジンカバーを開けて、内部の点検・整備などを行った。県関係者によると左側エンジンの整備が長引き、午後は十数人が左側を中心に作業した。古いエンジンや足場などは既に、大型トレーラー2台に回収した。

 県などによると、両翼の新しいエンジンの取り付けは4日までに終了。5日にはエンジン整備に加え、最終検査に向けて機体のデータ分析を行った。防衛省九州防衛局は当初、最終検査は5日開始としていたが延期されていた。

 米軍によると、オスプレイは、エンジン1基の不具合で大分空港に緊急着陸した。岩国基地から普天間飛行場に戻る途中だった。搭乗員6人にけがはなかった。【共同】

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