■マネジメント力向上へ

 佐賀県は、働き方改革の一環で、部下による管理職の評価システムを導入した。「仕事への姿勢」「部下との関わり方」といった四つの視点で部下が行う評価を通し、自らを振り返り、マネジメント力向上につなげる。

 昨年度から全職員を対象に実施している人事評価とは異なり、知事部局の部局長、副部局長、本庁課室長や現地機関などの所属長、190人が対象になる。知事は評価対象に含めない。職員(非常勤職員含む)が無記名で回答する。

 質問は10項目程度で、「自らが判断したことに責任を取る姿勢で誠実な対応を行っているか」「情報に敏感で、組織内外の幅広い情報源や人的ネットワークから新たな情報を収集しているか」といった質問に、「そう思う」「全く思わない」など五つの選択肢で答える。また「陽気」「冷淡」「忍耐強い」「優柔不断」など29種類の行動特性から当てはまるものを複数で選択する。

 評価は年1回で、初年度の今年は11日までに回答し、11月ごろ、本人にフィードバックする。あくまで本人の気づきを助けるものであることから、人事評価には反映させない。

 部下からの評価システムは、国や他県でも導入が増えている。山口祥義知事は「自分がやっていることがどう思われているのかという『気づき』をマネジメント力向上につなげ、県全体を風通しよくしていきたい」と話す。

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