NPO法人「有明海再生機構」(理事長・楠田哲也九州大学名誉教授)は10日午後1時から、佐賀市の佐賀大学本庄キャンパスの理工学部で有明海の再生を目指すワークショップを開く。佐賀県内外の企業や研究者グループが干潟浄化などの技術を提案し、実用化への道筋を探る。

 横浜国立大大学院の中村由行教授らによる基調報告の後、公募で集まった15件の改善策を技術者が説明する。海底耕耘(こううん)や生き物を活用した環境の改善、海中の酸素濃度が極端に低くなる「貧酸素水塊」の対策を示し、ブースに分かれて意見交換をする。

 機構の川上義幸副理事長(62)は2000年に大規模なノリの色落ち被害が確認されてから時間が経過していることを挙げ、「具体的な取り組みをもっと進めていかないといけない。技術の提案が、漁業関係者や行政のニーズと合致したり、さらなる工夫につながったりして実用化の芽が出てくれば」と話す。

 入場無料。問い合わせは機構、電話0952(26)7050。

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