講演する菅野みずえさん

 福島第1原発事故を受けて福島県浪江町を離れ、兵庫県で暮らす菅野みずえさん(64)を招いた語ろう会が8日、佐賀市で開かれた。菅野さんは浪江町に帰る見通しが立たない現状を示し、「地域社会を破壊し、古里を追われる事態が二度と繰り返されないよう原発を止めるべき」と訴えた。

 菅野さんは避難時の道路渋滞やガソリン不足を振り返り、「事故が起きると計画通りに避難するのは困難」と指摘した。自宅が雑草や竹に覆われ、田畑が原野に変わるなど帰還の難しさも挙げ、「こうして避難を強いられたまま原発の再稼働が次々と認められるのはおかしい」と強調した。

 「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」などが主催した。9日に鳥栖市と福岡県糸島市、10日に伊万里市と唐津市で開く。

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