NIE教育の実践報告に耳を傾ける教職員たち=佐賀市天神の佐賀新聞社

 新聞を使った学校教育の実践例を学ぶ「新聞活用セミナー」(佐賀新聞社、県教委主催)が8日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。伊万里市立黒川小の岩崎達義教頭と小城市立三日月中の多久島文樹教頭が実践例を報告し、NIE教育のノウハウを伝えた。

 小中学校の教職員53人が参加した。岩崎教頭は、文章を「理解」し、「考え」、「表現」する一助になるよう児童に新聞記事の感想を書かせるNIEノートを紹介した。「児童に身近な記事を提供することで、新聞を進んで読もうとする児童が増えた」と成果を報告した。今後の課題として「学びに対する意識の高い児童を育てる取り組みを組織的に継続していく必要がある」ことを挙げた。

 多久島教頭は「新聞をそのまま使うのではなく、教材として活用するための工夫を」とし、「授業の目的を考え、それを伝えるためにワークシートを用意したり、子どもたちが討論する場を設けたりといった“教材化”が必要」と語った。

 富吉賢太郎佐賀新聞社専務は「有明抄で道徳の授業をつくる」と題し自身の書いた1面コラムを用いて子どもの関心の集め方を助言した。日本新聞協会委託のNIEアドバイザー、唐津市立厳木中の光武正夫教頭は、一部で道徳の教科化が始まっていることを受け「新聞には道徳に適した題材が多く載っている。子どもの成長を信じて活用してほしい」と呼び掛けた。

このエントリーをはてなブックマークに追加