給食を想定して出された1次加工品を試食する委員たち=佐賀市のマリトピア

冷凍した1次加工品の小ネギを使った「焼きのりのお吸い物」など、地産地消のアイデアを取り入れた給食の献立

 学校給食における地産地消や食文化の継承などを進めるための委員会が佐賀市のマリトピアで開かれた。学校と地域が連携した献立作りの報告や、収穫期に左右されず、年間を通して佐賀県産の食材を確保するために開発した1次加工品の試食などを行った。

 県教育委員会が開き、JAや給食センター、野菜販売業者ら関係者21人が参加した。昨年11月に地域と連携した献立作りを実践した小城市と鹿島市の給食センターが取り組みを報告。小城市は小城産のさがびよりなど県産の食材を多く使った「ふるさと食の日」を行い、鹿島市では鹿島産のミカン「さが美人」を配膳し、「甘くておいしい」と子どもたちに好評だったという。

 1次加工品はタマネギや小ネギ、ナシを使って開発し、食材を小口切りや薄切りなどにして真空パックし、冷蔵や冷凍で保存。調理効率の向上や品薄時に購入しないで済むため価格の安定化も狙う。給食を想定して試食を行い、参加者は「色や味もよい」と評価していた。

 意見交換で流通担当者は「欲しい野菜の時期や数量、大きさなどが具体的に知りたい。給食センターの担当者らと話し合う場を増やしていけたら」と話した。「『郷土料理の日』や『地産食材の日』をつくり、野菜などの収穫状況に合わせて地域ごとに実施しては」というアイデアも上がっていた。

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