佐賀市の北村遼をかわし、トップに立つ小城市の今泉正和(右)=4区

■浮かれず「通常通り」野田監督

 思惑通りの展開で、王者小城市が5連覇へ向け幸先良いスタートを切った。前半、後半ともライバル佐賀市を引き離して3分25秒差の首位。野田正一郎監督は「上出来というよりは通常通り」と、5年連続の初日日間賞を浮かれることなく振り返った。

 エース区間、つなぎ区間ともに手堅くまとめる小城市らしいレースだった。勝負所となったのは今泉正和(ひらまつ病院)を置いた4区(5・5キロ)。今泉は今大会調子が上がらず、自身最短となる区間への配置だったが、「この区間で逆転を」との野田監督の目論見を「ここがポイントになる」と自分なりにくみとり、気合を入れた。

 6秒差の2位でたすきを受けると、後半勝負と算段。4キロ地点の手前でトップに躍り出た後は佐賀市との差を広げ、5区(7・8キロ)の平石拓也(ひらまつ病院)にリレーした。

 その後は、平石が勢いに乗って前半トップへの道を敷いた。後半も厚い選手層でおおむね安定したレースを展開。苦手の上りを鍛えたという11区(17キロ)のエース溝田槙悟(戸上電機製作所)は「下りで勝負をかけるまでに、後続が離れたので力まず走れた」と余裕さえうかがわせた。

 「この流れを大事にしたい」と野田監督は第2日の戦いを見据える。「女子や中学生も3、4番手の力はあるので、踏ん張って日間賞を狙う」。連覇への道を、どん欲に、着実に進むつもりだ。

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