決勝・江北少剣A-如水館A 代表者戦でドウを決める江北少剣Aの山下敦史=県総合体育館(撮影・中島克彦)

 第39回大麻旗争奪剣道大会第2日は12日、佐賀市の県総合体育館で小学生大会があり、江北少剣A(江北町)が初の頂点に立った。

 決勝は江北少剣Aが過去12度の優勝を誇る如水館A(福岡)を代表者戦の末に下した。

 県勢は大町少剣(大町町)が初の3位入賞。8強には昨年優勝の清流館A(佐賀市)と楠風道場A(同)、北茂安少剣A(みやき町)が入った。

 第3日は13日、同体育館で高校生大会の2回戦までがある。

江北少剣A 2-2 如水館A

○藤 瀬 メド-メ 秋 月

 佐々木  メ-メ 高 津

○山下智  メ-  橋 垣

 川 副   -メ 溝 口○

 山下敦   -メ 阪 東○

    (代表者戦)

○山下敦  ド-  阪 東

 試合開始から30秒だった。代表者戦にもつれ込んだ決勝。一度開始線まで戻り、再開した直後、相手がメンを打ち込んできた瞬間に、江北少剣A(江北町)の山下敦史が鮮やかにドウを決めた。如水館A(福岡)を下し、初優勝の喜びをかみしめる選手たちに西原好文監督は、うれし涙を拭いながら「良かったな」と声をかけた。

 決勝の相手はくしくも、7月に東京で開かれた全国道場少年剣道大会で敗れたチームだった。2-1で回ってきた大将戦。「きょうこそ勝つ」。山下敦は強気で臨んだつもりだったが、「負けたことを思い出してしまった」。1本負けで、決着を代表者戦に持ち越した。

 大役を担い、再び試合場へと戻る山下敦に西原監督は「最後は気持ちぞ」と声をかけた。山下敦は気持ちを切り替え、「いちかばちか、得意技でいこう」。狙ったドウで試合を決めた。

 練習は水曜を除いて毎日2時間。「基本に忠実な剣道」を大切にしている。監督は「大人顔負けの集中力がある」と話し、大一番での勝負強さに信頼を寄せる。

 夏休み中、さらに二つの大会を控え、山下敦は自信を糧に挑む。「これから出る全ての試合で優勝したい」

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