準決勝・大町少剣-如水館A 先鋒戦で鮮やかにコテを決める大町少剣の岸川輝汰郎=県総合体育館(撮影・蒲原隆寛)

 「最後までめっちゃ楽しかった」。昨年大会の16強から躍進し、初の3位入賞を果たした大町少剣(大町町)。優秀選手に輝いた先鋒(せんぽう)の岸川輝汰郎は、仲間と一緒に大きな表彰状を掲げ、にっこり笑った。

 初戦で熊本県の強豪、相良少年剣友会を打ち破ると、波に乗った。5回戦、準々決勝と続いた県勢対決も順調に突破。ただ、福岡の名門・如水館との準決勝では、先鋒岸川が1本勝ちしたが、後ろが続かなかった。それでも試合終了の瞬間まで果敢に攻め抜いた選手たちの姿は、チームが掲げる「前へ前へ突き進む剣道」を体現した。

 小中一貫校の大町ひじり学園で外部コーチとして指導する黒岩正孝監督の下、「感謝」「思いやり」「頑張る心」の三つを大切に稽古に励んだ。ことしは先鋒から大将まで5人全員が6年で、互いがライバル。黒岩監督は「高い競争意識を持って、切磋琢磨(せっさたくま)してここまで強くなった」と目を細めた。

 大将で主将の竹林琉稀亜は「もっと強くなる。次は優勝して親や監督をもっと喜ばせたい」。手にした銅メダルを自信に変えて、さらなる成長を誓った。

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