■難聴、2年で336人 学会調査

 おたふくかぜの合併症で難聴になった人が、2015、16年の2年間で少なくとも336人いることが6日、日本耳鼻咽喉科学会による初の全国調査で分かった。予防接種で防げた可能性があるとして、原則無料の定期接種の対象とするよう国に求める。

 学会が全国の医療機関を対象に調査し3536施設から回答を得た。336人が難聴になったと診断され、詳細が判明した314人の約8割に当たる261人が、日常生活に支障を来す高度難聴または重度難聴だった。両耳とも難聴となった14人のうち11人は補聴器を使ったり人工内耳を埋め込んだりした。

 全体の約半数に当たる154人が5~10歳で、子どもが難聴になるケースが多かった。一方で子育て世代の30代も目立った。

 おたふくかぜはムンプスウイルスが原因で、耳の下の腫れや発熱が起こる。ワクチンはかつて混合ワクチンとして定期接種されたが、副作用が問題になり1993年に中止。その後はおたふくかぜワクチン単独の任意接種となった。【共同】

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