鉛筆削りから工作まで何でもこなす肥後守。子どもたちのマストアイテムだった(フィルムで撮影)

 戦前から変わらない安価な折りたたみナイフ。鉛筆とぎはもちろんのこと、子どもの野遊びに欠かせないツールだった。転機は昭和35(1960)年の「浅沼事件」。少年の刃物による殺傷事件に衝撃が走り、刃物を持たない運動」が広がった。「安全」と引き換えに鉛筆をとげない子どもが激増した。

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