模擬授業で自らのがん体験について話す荒木さとみさん=佐賀市の県医療センター好生館

 教育現場でがんについての正しい知識を教えるボランティア「がん教育支援員」の養成講座が12日、佐賀市の県医療センター好生館で開かれた。受講生は、がん患者や患者の家族らで、自らの体験をどう子どもたちに話すか、伝え方を学んだ。

 養成講座は、県内の小学校などで「がん教育」が本格導入されるのを見込み、佐賀市のNPO法人クレブスサポートが企画した。6月に開講式があり、がん体験者ら20人が受講した。

 この日は計6回の講座の最終日で、受講生たちは模擬授業に臨んだ。佐賀市の荒木さとみさん(48)は、10年前に乳がんが発見されてからの日々を振り返り、「命の大切さ」「時間の大切さ」「人のあたたかさ」「健診の大切さ」を伝えた。

 最後に吉野徳親理事長(77)が修了証を手渡し、「子どもたちがどのようにメッセージを受け止めるか、子どもの身になって言葉を選び、内容を練ってほしい」と激励した。受講生はさらにトレーニングを積み、要請があれば11月ぐらいから現場に出ていく。

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