佐賀市営バスが導入した交通系ICカード。半年で利用率は3割になっている

■来月から乗り継ぎ割引も

 佐賀市営バスが2月に導入した交通系ICカードの利用率が3割を超え、本年度の目標を達成した。若い乗客が多い路線では5割を超えた。10月にはカード利用による乗り継ぎ割引も始める予定で、来年度は利用率4割を目指している。

 市交通局が、金額ベースでICカードによる支払い率を集計した。月別で見ると、3月24・16%、4月28・03%、5月30・39%、6月30・73%、7月31・32%で、毎月上昇している。佐賀大学や大型商業施設を経由する路線では利用率は5割を超えているという。九州内の他地域の事例を参考に、数年後には全体で6割以上の利用を目標にしている。

 10月には西鉄のICカード「nimoca(ニモカ)」を使って1時間以内に市営バスを乗り継ぐ場合、50円引きにする割引制度を始める計画で、8月末に運輸局に届け出た。これまで「乗り継ぎは割引してほしい」という声があったものの、事務処理が煩雑なため実現できなかった。ICカードで処理が自動化され、割引できるようになった。

 佐賀市内では、昭和バスと祐徳バスも今後、ICカードに対応する予定。市交通局はバスの乗り方教室でICカードを使った乗車体験も実施しており、「1年間で3割に乗せたいと思っていたが、半年で達成した。利用できるバスも増えるので、小銭を気にせずバスに乗れるカードの利用を広げていきたい」(総務課)と普及促進を目指す。

 交通系ICカードは相互利用でき、ニモカ、JR九州「SUGOCA(スゴカ)」やJR東日本「Suica(スイカ)」、福岡市営地下鉄の「はやかけん」といった10種類を市営バスで対応している。JR九州や福岡市営地下鉄でも運賃を支払える。

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