原発の質問書を机に並べ、パネルを示して玄海原発の再稼働の不同意を求める石丸初美代表=佐賀県庁

 原発に反対する市民団体は20日、佐賀県の山口祥義知事宛てで玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に同意しないよう求める要請書を提出した。山口知事の最終判断が迫る中、原発の安全性などの質問に対する県側の回答を受けていない団体側は「住民を無視したまま判断するのは許されない」と訴えた。

 提出したのは「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」(石丸初美代表)など4団体で、160団体が賛同した。佐賀県の市長3人や長崎県の原発から30キロ圏に入る市長3人と二つの市議会が再稼働に反対を示している状況を挙げ、「住民の安全を約束できない再稼働に対し、民意を受け止めた首長や議会の判断は重たい」などと記した要請書を県の担当者に手渡した。

 団体側は今年に入って提出した8枚の質問書を並べて「回答せずに放置するのか」「知事は九州電力に住民に寄り添うよう求めているのに、自身が寄り添っていない」などと苦情を申し入れた。担当者は「回答する準備ができていない」と述べるにとどまった。

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