富山市ファミリーパークで誕生したニホンライチョウのひな=18日午前(同パーク提供)

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む動物園・富山市ファミリーパークは18日、2羽のひながふ化したと発表した。環境省などが進める人工繁殖事業で、成鳥まで育てたつがいの卵から、ひなが誕生するのは初めて。先月20日初めて産卵を確認、これまで19個を産んでいた。

 環境省によると、大町山岳博物館(長野県大町市)が1996年に今回と同様の方法で、また98年にも、飼育していた成鳥と野生の卵から育てた成鳥をつがいにし、それぞれ人工繁殖に成功している。

 同パークによると、1羽目が17日午後11時15分に、2羽目が41分にふ化した。体重は1羽目が17・1グラム、2羽目が15・6グラムで、体長はいずれも約6・5センチ。2羽とも18日朝には顔を上げて「ピィピィ」と鳴くなど元気な様子だという。

 今後、性別を判定し、3~4カ月後に1羽ずつ分けて育てる。飼育を優先するため公開の予定はないとしている。【共同】

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