神戸港のコンテナヤードで発見された強い毒を持つ南米原産の「ヒアリ」(環境省提供)

 強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が神戸港に到着した貨物船のコンテナから見つかった問題で、環境省は18日、神戸港のコンテナヤードで、新たにヒアリを発見したと発表した。目視で約100匹が確認されたという。

 神戸市は久元喜造市長をトップとする対策本部を設置。ヤードと住宅街は約2キロ離れており、市は現時点で「ヒアリの行動範囲に入っておらず、安全は確保されている。万が一のために徹底駆除する」としている。

 5月にコンテナから国内で初めて見つかり、環境省や神戸市が他にいないか調査していた。環境省や市によると、コンテナは5月20日、中国・広州市から神戸市の神戸港に到着。同25日まで保管され、同26日に兵庫県尼崎市で積み荷を出す際に似たアリが見つかった。

 鑑定の結果、6月に入ってからヒアリと判明。同16日にヤードを調査し、アスファルトの亀裂から別のヒアリを発見した。市の担当者は「ヤードに女王アリがいる巣ができているとは考えにくい」と話している。

 環境省は現場周辺で殺虫剤を散布、範囲を拡大し調査を続ける。

 ヒアリは体長2・5~6ミリ程度。全体は赤茶色で、腹は黒っぽい赤色。攻撃性が強く、刺されると呼吸困難などアナフィラキシーショックを起こす恐れがある。【共同】

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