今秋開館を目指し、市図書館・歴史資料館の隣接地に建設が進むこども図書館=武雄市武雄町

 武雄市の一般会計当初予算総額は249億6175万7千円。前年同期比0・7%減だが過去2番目の規模で、多面的な子どもの貧困対策を用意した。新しい市庁舎やこども図書館建設も進む。

 貧困対策では、生活保護に近い準要保護の中学3年生に2万円支給する高校進学等準備金制度を130万円で新設。小中学校進学時準備金も2万円余り増やし、要保護者と同額にした。

 保健師や教員OBが生活相談にあたる「コーディネーター制度」には228万円を予算化。中学生を対象に放課後や長期休業時に教材費だけで年間50時間の補充学習が受けられる制度を設け、先生役の教員OBらへの委託費262万円を組んだ。

 他の新規事業は、75歳以上の運転免許証自主返納者に48枚つづりのタクシー1割引き券を配布(72万円)、外国人観光客が武雄ならではの体験ができる観光メニューの開発(50万円)などがある。

 施設関係は、今秋開館を目指すこども図書館に2億5035万円、来春完成予定の新市庁舎に23億8973万円の建設費を計上。市図書館は1841万円をかけて学習室を設ける。

 歳入は、地方交付税が63億円、市税が54億3400万円、市債が38億4700万円など。合併10年を経て支援措置が縮小期間に入ったため地方交付税が減少し、市税や市債が増えている。自主財源比率は34・4%で前年より2・3ポイント低下した。

 ◇主な事業◇高校進学等準備金制度=130万円▽就学援助費拡充=397万円▽運転免許証自主返納者支援=72万円

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