個人情報が流出した人数

 佐賀県立校の教育情報システムなどが不正にアクセスされた事件で、県教育委員会は9日、盗み取られた個人情報は実数で1万4355人分に上るという調査結果を発表した。生徒が事故に遭った際のけがの具合や病院名を記載した報告書に加え、成績や進路先の記録などが含まれていた。情報の拡散など二次被害は確認されていない。

 県立中学、高校計9校のファイルのうち、個人情報が含まれていたのは3524件だった。内訳は生徒1万741人分、保護者1602人分、教職員1116人分、外部から招いた講師や式典関係者などが896人分だった。既に卒業した生徒の個人情報もあった。

 内容別では、部活動などでけがをした際の概要を記した生徒事故報告書を含む生徒指導関連が2校で67人分あった。模擬試験の偏差値や小テスト結果、学年順位など成績関係が4校808人分、進路先の記録や希望調査結果など進路指導関係が4校353人分だった。住所は4校で1922人分、電話番号も4校で1843人分に上った。

 学校別では佐賀北高が最も多い4829人分で、佐賀東高が2985人分、致遠館中・高が2048人分で続いた。これらの学校は校務用サーバーが被害を受けており、住所や電話番号、成績、進路指導関係が流出した。他校は生徒や職員の名前、ID、業務用メールアドレスに限られた。

 不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕された無職少年(17)=家裁送致済み=は、盗み取った約21万件のファイルを自宅のパソコンに保存していた。県教委は警視庁から提供されたファイル名を基に、各校のサーバーに残る同じファイルと突き合わせ、各校の校長や教頭らが内容を確認した上で実数を確定させた。

 県教委と各校が設置している電話相談には7日までに163件の問い合わせがあった。14日以降は平日午前8時半~午後5時に相談を受け付ける。

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