自民党に寄贈した臼ときねのお披露目式であいさつするJA全農の中野吉實会長(中央)。右は二階俊博党幹事長=東京・永田町の自民党本部

 「臼ときねは二つあって初めて仕事ができる」。全国農業協同組合連合会(JA全農)が自民党に寄贈した臼ときねのお披露目式が20日、東京・永田町の党本部で開かれた。官邸主導の農業改革で生じた両者の溝。その修復を意図したような中野吉實会長のあいさつに、参加した農林系議員らもうなずき、友好ムードを演出した。

 自民党の二階俊博幹事長が発案した国会議員自ら稲作に汗を流す「米作りプロジェクト」の一環。6月には二階氏も都内の水田で田植えをし、収穫したもち米をこの臼ときねでつくという。臼には「農は國の基(もとい)」と記され、農業団体の自民党離れを引き留める狙いもうかがえる。

 二階氏は「立派な臼ときねを寄贈いただいた農業関係の皆さんの心意気、気持ちを大切にして自民党は農政に取り組んでいく」とあいさつ。プロジェクトのリーダー西川公也元農相は「全農職員から『全農をたたくより、一緒に米をこねて理解を深めた方がいい』と話があった。その通りだ」と述べた。

 二階氏と握手した中野会長は「これからも自民党の皆さんにはいろんな意味で全農の政策を応援いただき、頑張っていきたい」と笑顔を見せた。

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