金子剛さん

 具象の美を追求する美術団体・東光会の第83回東光展で、佐賀市の金子剛さん(77)の油彩作品「ファミリー」が最高賞の文部科学大臣賞に選ばれた。同賞の県内からの受賞は初となる。

 「ファミリー」は、娘家族の夕食の風景を描いた。親子4人の日常に「ぬくもりや絆など目に見えない思いを込めた」と金子さん。同賞は東光会常任審査員の作品から選ばれ、今回は20人の審査員の中からの受賞となった。同会名誉会員の楢崎重視(しげみ)さん(89)は「構成がしっかりしていて近代的。人間味あふれる情感が評価された」と語る。

 2年前から日展への出品をやめ、東光展に注力していた金子さんは「ずっと目指していた賞。高い評価を受けてうれしい。教え子や後輩、仲間の協力も大きい。みんなに感謝したい」と念願の最高賞受賞を喜んでいた。東光展は26日から5月10日まで東京・上野の東京都美術館で開かれる。

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