熊本地震のDPAT活動を報告した隊員=佐賀県庁

 今年3月に発足し、熊本地震で初出動した佐賀県災害派遣精神医療チーム(DPAT)が8日夜、県庁で約2カ月半の活動を報告した。被災した入院患者の転院支援や被災者の心のケアに当たった活動を振り返り、現場で浮かび上がった課題を共有した。

 佐賀県からは前震直後の4月15日から6月末まで、4医療機関の医師や看護師、県職員の9チーム延べ35人を派遣した。

 先遣隊に加わった肥前精神医療センターの高尾碧医師(32)が報告。「DPAT以外にもいろんな医療班が来ている中で、現地の人からは『精神科医療を受けるためには誰につなげばいいのか』という声もあった」と述べ、指揮系統や連携の重要性を強調した。

 DPAT活動に必要な人員確保や運用・体制の整備などを課題に挙げ、「佐賀県内で大規模災害があったときにどう対応していくか協議していくことが必要」とまとめた。

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