佐賀城下への入り口に築かれた橋の土台の石垣について市文化振興課の職員から説明を聞く参加者=佐賀市東佐賀町

 佐賀市東佐賀町で「佐賀城下への入り口」を特定する橋の土台の石垣が見つかったことを受け、佐賀市教育委員会は18日、発掘調査の現地説明会を開いた。歴史ファンら約150人が訪れ、調査担当者の説明に熱心に聞き入った。

 石垣は7~8段で、高さ約2メートル、幅約6メートル。昨年度から進めていた構口公園整備事業による文化財試掘調査で見つかった。長崎街道から佐賀城下に入る東入り口に築かれた橋の土台で、江戸時代の古地図には載っていたが、具体的な場所は特定できていなかった。

 古地図では橋の延長上に番所が記載されており、今回の発見で番所の特定も可能になったという。

 会では、調査を担当した市文化振興課の角信一郎さんが古地図を使いながら説明。石垣が倒れにくくするための“輪取り”をはじめ、隅角の“シノギ角”など高度な技法が用いられている点に触れ、「佐賀城下への玄関口として、見せることを意識した造りになっている」と指摘した。今後については「石垣遺構を生かした公園整備を検討したい」と話していた。

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