60人の観衆が見守る中で矢を放つ永尾さん=武雄市の武雄神社

 武雄市の武雄神社で17日、伝統の神事「歩射祭(びしゃまつり)」があった。2人の射手が矢を放って無病息災や五穀豊穣を祈願。武雄哲司宮司は「的の中央に命中した。大きな乱れもない一年になる」と占った。

 歩射祭は735(天平7)年、社殿を今の場所に移した際に執り行われたのが始まりとされ、県内最古の神事の一つといわれている。

 イノシシとウサギ、卵が供えられた神事の後、武雄弓道連盟の山口雅己さん(82)と永尾一博さん(64)が、28メートル先にある直径1・8メートルの的に向かって3本ずつ矢を放った。

 見事命中すると約60人の観衆から拍手が起き、中央を射抜くとひときわ高い「おお」の歓声が上がった。武雄宮司は「自然災害など大きな災いもなく、豊かな実りの秋を迎えられる」と話した。イノシシ汁も振る舞われた。

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