講演したNPOコヂカラ・ニッポンの川島高之代表=佐賀市のグランデはがくれ

■子どもの志 育てよう

 社会や企業を巻き込んだ子育てを目指すシンポジウムが16日、佐賀市のグランデはがくれで開かれた。商工団体やNPOの職員ら約110人が参加し、子どもの教育と社会の活性化を両立させる体験学習の在り方を考えた。

■実社会の活力と両立を

 講演したNPOコヂカラ・ニッポンの川島高之代表は、小学生の職業体験で、大人が学習のゴールを設定することは問題と指摘。小学生と企業が本気で向き合って生み出したヒット商品「お米のシューアイス」を例に「子どもの発想力やエネルギーで実社会は活気づく。自分の力が大人の役に立つと知った子どもは成長に本気になる」と話し、どちらにもメリットがある循環を作る必要性を訴えた。

 基山町商工会青年部は、2012年から行っている職業体験事業「キッズドリーム基山」の取り組みを紹介した。山口祥義県知事らによるパネルディスカッションも行われた。

 参加した江北町商工会青年部長の溝口泰弘さん(41)は「大人は子どもたちの力を引き出しているつもりでレールを敷いている、という川島さんの話が印象に残った。機会があれば子どもの職業体験を受け入れてみたい」と話していた。

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