開場式でテープカットする山口祥義知事(右から6人目)ら=西松浦郡有田町の県立九州陶磁文化館

山口祥義知事(右)に自作を解説する人間国宝の井上萬二氏=西松浦郡有田町の県立九州陶磁文化館

■焼き物王国 彩る名品

 佐賀を代表する陶芸家の作品を展示する「人間国宝と三右衛門」展が11日、西松浦郡有田町の県立九州陶磁文化館で始まる。開幕を前に10日、開場式があり、招待客ら約200人が、焼き物王国佐賀を彩る名品を鑑賞した。展示に合わせて同館横にオープンする、出品者の器で食を楽しめる「USEUM ARITA(ユージアム アリタ)」の内覧会もあった。

 県が有田焼創業400年を記念して開く。人間国宝(重要無形文化財保持者)の井上萬二氏(有田町)、中島宏氏(武雄市)、十四代今泉今右衛門氏(有田町)と、「三右衛門」と称される名窯、今右衛門窯、柿右衛門窯(十五代酒井田柿右衛門=有田町)、太郎右衛門窯(十四代中里太郎右衛門=唐津市)の明治から現代の歴代当主の作品81件104点を並べる。

 開場式では山口祥義知事が「苦心を重ねた先達に感謝する。産地を発展させるため、これからも支援を続ける」とあいさつ。出品者を代表して井上氏が「ユージアム アリタ」に触れ、「器と食は切っても切れない関係。先人の技を正しく継承し、平成の伝統として産地の発展に努力する」と決意を新たにした。

 山口知事と出品者、中尾清一郎佐賀新聞社社長らによるテープカットの後、九州陶磁文化館の家田淳一学芸課長が作品の見どころや窯の歴史などを解説した。来館者は多彩な焼き物の世界を堪能した。

 「人間国宝と三右衛門」は9月25日まで。入場無料。「ユージアム アリタ」は11月27日まで。ブランチタイム(午前10~11時)1500円、ランチタイム(同11時半~午後2時15分)2500円、カフェタイム(同2時半~4時半)1000円。予約は電話0955(41)9120へ。ともに月曜休館(祝日は開館)。

=有田焼400年=

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