航空科の実習用に陸上自衛隊目達原駐屯地から貸し出された小型ヘリコプター=佐賀市の北陵高校

ヘリコプターの動力部を熱心にのぞく航空科の生徒

 佐賀市の北陵高校(大坪健造校長)で8日、同校航空科の教育用実習機として陸上自衛隊目達原駐屯地(神埼郡吉野ケ里町)から貸し出される小型ヘリコプターの貸与式が行われた。貸与は無償で1年ごとの更新。期限を設けず、同校航空科の実習で使用する。

 機体は4人乗りの小型ヘリコプター「OH-6D」。目達原駐屯地でこれまで十数年にわたり災害時の観察や偵察などで使用された。ことし3月に自衛隊が規定する累積飛行時間5500時間を上回り廃棄される予定だったが、同校航空科が教育用の機体を探していることを知り、教育用として貸し出すことにした。

 機体は8日、目達原駐屯地からトラックで搬送。ヘリコプター隊の隊員ら11人がクレーン車と手押し車を使って格納庫まで運んだ。

 貸与式では大坪校長が「手入れの行き届いた大変貴重な機体を提供いただいた。実習などで有効に活用したい」と感謝。陸上自衛隊西部方面ヘリコプター隊の田代仰二隊長(54)は「自分たちが使用した機体で若い人たちが学び、また航空の道で活躍してくれればうれしい」と話した。

 航空科2年の田久保力斗さん(16)は「これまで学校になかったエンジンを積んだ機体。早く中を見てみたい」と目を輝かせていた。

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