木星の上空約10万㌔からジュノーが撮影した南極=2日(NASA提供)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は17日、木星を周回している無人探査機「ジュノー」について、計画していた軌道変更を取りやめると発表した。機器に不具合が見つかったのが原因。

 ジュノーは、木星を53日で1周している。軌道変更すれば14日で1周するようになり、頻繁に最接近できるはずだったが、現状のペースのまま観測を続ける。NASAは「科学観測に悪影響はない」としている。

 NASAは2月上旬にジュノーが撮影した画像も公開した。上空約10万キロから捉えた木星の南極には、雲や台風のような渦が数多く写っている。

 探査機は昨年7月に木星に到着。2018年2月までの運用で、木星を37周する計画だった。今回の決定で、木星周辺の強い放射線を浴びる回数が少なく済み、探査機の寿命は延びるという。

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