洗顔せっけん「白美の雫」を手にするグレイスファームの副島幸輔社長、カラツスタイルの守川一郎社長、CSC社のソ・サンビョル社長(左から)=唐津市役所

地域商社カラツスタイルが売り出す「シャンティ・スウィッチェル」。パンフレットの表紙はアンバサダーに起用されたモデルのケリーさん

■白いキクラゲで洗顔せっけん 「白美の雫」韓国輸出

 化粧品産業の集積を目指す唐津コスメティック構想で、地元産原料を使った商品が初めて輸出される。唐津市七山の農業生産法人グレイスファーム(副島幸輔社長)が自社栽培の白いキクラゲを使用し、開発した洗顔せっけん「白美の雫(しずく)」で、韓国企業と販売契約を結び、初年度は3千個以上を同国に輸出する。

 同構想で販路拡大などを担う地域商社「Karatsu Style」(カラツスタイル)が仲介し、グレイスファームと韓国の化粧品製造販売会社「CSCインダストリーズ」を結びつけた。

 白キクラゲとは異なる突然変異の白いキクラゲを使った「白美の雫」は昨年11月に販売開始、1月に東京で開かれた展示会に出品した。透明で球体の美しい見た目、高い保湿効果、韓国にはないプルプルとした触感にCSC社が注目した。

 韓国では、CSC社の自社ブランド「ASIS-TOBE」のパッケージに姿を変え、100グラムの通常サイズで1個3700円程度での販売となる見通し。テレビショッピングや大手百貨店などで扱われる。

 CSC社のソ・サンビョル社長(38)は「韓国で唐津はまだ認知されていないが、九州のものは安心・安全に優れているという認識がある」と話し、副島社長(62)は「輸出はもう少し先と思っていた。CSCは米国などにも販売しているので今後の展開が楽しみ」と期待する。

■健康酢飲料、首都圏に進出  カラツスタイル、サガ・ビネガーと

 化粧品販売の地域商社「Karatsu Style」(カラツスタイル)と食酢メーカーのサガ・ビネガー(佐賀市)は、地域素材の酢飲料「シャンティ・スウィッチェル」を共同開発した。健康志向の女性をターゲットに24日から県内をはじめ、関西や関東の百貨店、カフェ、レストランなどで販売する。

 スウィッチェルはリンゴ酢に蜂蜜、ショウガを加えた添加物不使用の飲料で、アメリカやフランスで人気という。サンスクリット語で「調和」や「平穏」を意味する「シャンティ」をブランド名に加えた。

 リンゴ酢などの原料はできる限り地元から調達して製造した。リンゴとユズ味の2種類で、リンゴ味は唐津市特産のかんきつ類ゲンコウを使って味を調えた。価格はともに180ミリリットル880円、500ミリリットル2280円(いずれも税抜き)。

 サガ・ビネガーの右近雅道社長(66)は「これまでも果物酢の商品を展開してきたが、共同開発で新しいアイデアが生まれた。イベントでも若い女性に好評だった」と期待を寄せる。問い合わせはカラツスタイル、電話0955(79)6015へ。

 【シャンティ・スウィッチェルの飲み方】水や炭酸、豆乳などで約7倍に薄める。
カラツスタイルは「フルーツやハーブを入れるのもおすすめ。季節に合わせて温冷で楽しんで」と話した。 県内の主な取り扱い店舗は次の通り。▽オデカフェ(唐津市)▽佐賀玉屋「私の部屋」(佐賀市)▽佐賀市立図書館「パンゲア」(同市)

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