基礎編、技術編に分けて出版された「新・海苔ブック」

 ノリ養殖の教則本となる「新・海苔(のり)ブック」が出版された。14年連続日本一を誇る有明海のノリ養殖について、基礎から専門技術まで体系的に網羅している。

 基礎編と技術編2冊の計3冊で、基礎編はノリの種類や品種、ノリができるまでの流れなど一般向けの内容も掲載。技術編では、有明海で行われている支柱式のノリ養殖技術について採苗(種付け)から摘み取りまでを詳しく説明し、有明海特有の干満の差や、ノリの病気とその対策なども紹介している。

 「ノリ博士」として知られる佐賀県有明水産振興センター元所長の川村嘉応さん(62)が、業界紙「海苔タイムス」に2011年2月~15年4月に連載した内容に一部加筆して出版された。川村さんは、酸処理剤の技術導入により一定の品質のノリが採れるようになって以降、漁業者が養殖技術の基本を学ぶ機会が減っている現状を懸念。「若い人に読んでもらえれば」と期待する。

 各編とも1部2千円(税別)。問い合わせは発行元の海苔産業情報センター、電話0946(24)5364へ。

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