【共同】どれだけの人がこの結末を予想できただろうか。ラグビー王国への歓声は次第にどよめきへと変わり、最後はニッポンコールが湧き起こった。7人制男子の日本がニュージーランドから大金星。前日、涙をこらえながら「最高の舞台で最高の相手に、準備してきたことをぶつけよう」と呼び掛けた桑水流主将を中心に、新たな歴史を刻んだ。

 密集戦を得意とする相手に対し、攻撃の継続を意識して無理せずパスをつないだ。「我慢しながらトライを狙う」という思惑通り、前半3分すぎにサインプレーで先制トライ。後半の副島の同点トライも緩急を付けた動きで奪った。個々の強さではかなわない相手に「受けに回ったら絶対失点する」(瀬川ヘッドコーチ)。恐れず前に出る防御で、タックルを浴びせた。

 試合は7分ハーフと短いが、1分間に走る距離では15人制の2倍になることもある。昨年の15人制ワールドカップ(W杯)で活躍し、五輪代表を目指したWTB山田も最後は負傷の影響もあり落選。瀬川ヘッドコーチは「やってきたことを大事にしたい」と、7人制で鍛えた面々を代表に選んだ。

 組み合わせが決まった時から初戦を重視した。彦坂は勝利を「偶然じゃない。しっかり(作戦が)はまった結果」と胸を張った。2戦目は惜しくも敗れたものの、英国を相手に2点差の善戦。初の五輪で、日本代表の存在を十分に示した。

=リオ五輪・ラグビー7人制 ハイライト=

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